この記事では 3大疾病保険料払込免除特約は医療保険に必要なの?という疑問を解決していきます。
こんにちは、ファイナンシャルプランナー歴 20年、しんりゅう(⇒プロフィール)です。
払込免除(はらいこみめんじょ)何と響きのよい言葉なんでしょうね?私は好きです。
特に『 免除 』の 2文字 については、全く悪い気はしません。
- 支払い免除
- 払込免除
- 医療費免除
- 国民年金保険料免除
など『 免除 』が付くだけでお得になった気がします(笑)
では、医療保険の特約選びの 1つ『 払込免除特約 』の内容とはどのようなものなのでしょう。
そして、やはり付加すべき特約なのでしょうか。
働けないような病気 になったら、払えないから必要でしょ?
と考える人には 心に響く特約 です。逆に、
私は病気にならないよ。
と健康に自信がある人には 必要ない特約 です。
どうなんでしょう?必要なんでしょうか?結論からお伝えすると
私は 払込免除特約は必要ない!と考えています。
医療費免除や国民年金保険料免除とは違い、追加保険料を払って初めて備えられる特権 です。
そこで本日は、医療保険に払込免除特約を付加する 必要はない理由 を解説しますので
あなたの医療保険選びの手段として使ってみてください。
ちなみに、必要ないと考える 理由 は、
尚、本記事は 医療保険で損をしないための選び方『 オプション編 』の一部となっています。
他のオプションも気になる人は、次の記事も読んでみて下さい。
3大疾病保険料払込免除特約とは?
払込免除特約とは、保険業界の用語で P免(ピーメン)と呼ばれています。
P免?何?Gメンだったら知ってるけど(笑)
そうですよね。いきなり『 P免 』と言われてもわかりませんよね。
しかし、保険販売員の中には、この業界用語『 P免 』をいきなり強調する人がいるんです。
この保険には『 P免 』がついてるから安心ですよ!見直しませんか?
と『 P免 』という言葉を使っていきなりアピールしてもわかる人は、まずいません。
『 P 』いうのは 保険料 のことを指し『 免 』は 免除 のことです。
つまり、P免とは保険料を免除するという意味になり、特約に昇格し 保険料払込免除特約 となったわけです。
話はそれますが、保険業界では『 Pが保険料・Sが保障額 』になります。
3大疾病保険料払込免除になる条件とは?
では続いて、保険料の払い込みが免除になる条件 を確認していきましょう。
もちろん、保険会社によって微妙に違いますよ!
住宅ローンでお金を借りるとご主人様がお亡くなりになった場合、残されたご家族は 返済が免除 されます。
では、住宅ローンのように 医療保険で保険料が払込免除になる条件 とはどのようなものなのでしょうか?
保険会社によって違いはありますが、条件はちゃんとあります。
寝たきりになった時?
目が見えなくなった時?
大正解です!
ただ上記の状態は
高度障害状態は、経済的にも身体的にもかなりのダメージが考えられるので
保険料の支払いは必要ありません。
高度障害状態については、次の記事で詳しく解説しているので、保険料払込免除特約との違い が気になる人は読んでみて下さい
では、保険料払込免除になるための条件 とはどのようなものなのでしょうか?
ヒントは 3大疾病 ですよ。
ある 3つの病気 を患い所定の状態になった場合、払込免除に該当します。
ん?
3つの病気 って何でしたっけ?
3つの病気とは、日本人の死亡原因である病気のトップ3 です。
もう忘れましたーーー!
っていう人は次の記事をもう一度読んで見るのがいいかもしれません。
- 癌(がん)
- 心筋梗塞(しんきんこうそく)
- 脳卒中(のうそっちゅう)
上記 3つ の病気を患い 所定の状態になれば 保険料を払わずに済みます。
所定の状態の定義は、保険会社によって違いがありますが、この記事では割愛します。
2019年現在、保険料払込免除になる条件は 拡大中 ですよ。
3大疾病保険料払込免除特約が必要ない理由
ではなぜ 3大疾病の範囲が拡大中 なのに、払込免除特約は必要ないのでしょうか?
その理由を今から解説します。
20歳 で医療保険に加入し、もしがんになればそれ以降 保険料を払わなくていい んだったら、めちゃくちゃいいじゃん!
と、おっしゃる人は非常に多いです。特に 20代~40代 の女性からお声を頂きます。
保険会社もその声を利用し商品開発に活用しています。
ただ、やはり 必要ない のです。
その理由の 1つ に 特約保険料が高い というのがあります。
医療保険の払込期間おすすめは終身払い?短期払い?損するのはどっち の記事で、終身払いの優位性をお伝えしましたが
損をしない医療保険の選び方では、短期払いではなく終身払い をおすすめしています。
- 短期払いとは、保障は一生涯で保険料は60歳や65歳で払込を終えるもの
- 終身払いとは、一生涯保障の保険に対して一生涯かけて保険料を払うもの
です。そして、本ブログ『 ほけんの読みもの 』では、終身払いをおすすめ しているのですが
- 終身払いに払込免除特約を付加すると、保険料が高額になる
- 短期払いに付加するより、終身払いに付加する方が高くなる
その高くなる特約保険料を 別の特約に使う わけです。
では、どのような特約に保険料をまわすのか?
それは 3大疾病 を患ったときにお金を受け取れる特約です。
もちろん月々数千円の保険料を払わずに済むことは病気を患ったときには メリット です。
しかし、50万~100万円 のお金を受け取れたらもっと安心しません?
私は払込免除特約がダメだと言いたいのではなく
だと考えています。
結論
医療保険に 払込免除特約 は必要ありません。
『 ほけんの読みもの 』おすすめの終身払いに払込免除特約を付加すると保険料は高額になる。
この高額な保険料を 3大疾病一時金特約 に使い
現金支給 を手に入れるのです。
払込免除特約はあくまでも月々数千円の保険料の支払いが無くなるだけ
しかも再発や転移、違う病気が発病しても 1年に1回 受け取れますよ。
最後までお読み頂きありがとうございます。
医療保険で損をしないための選び方『 オプション編 』に登場する
払込免除特約は必要か という疑問に対しては 必要なしが答え です。
他の特約(オプション)についても次の記事で解説しているので、活用してみて下さい。