「人工透析が必要になった…週3回も通院するけど、保険ってちゃんとおりるの?」
人工透析は一度始まると生涯続く治療で、週3回・1回4〜5時間の通院が必要になります。通院透析でも給付金がもらえるのか、入院透析との違いはどうなるのか、気になっている方も多いはずです。
この記事では人工透析と医療保険の関係をわかりやすく解説します。
📌 この記事でわかること
- 人工透析で保険がおりる条件
- 通院透析(外来)でも給付金はもらえるの?
- 透析導入時の入院・シャント手術で給付金はいくら?
人工透析は医療保険の対象になるの?
人工透析と医療保険の給付は、「どの段階の治療か」によって大きく異なります。通院透析だけでは給付されませんが、透析導入時の入院やシャント手術はしっかり給付されます。
通院透析(外来)は給付金の対象になるの?
週3回通っている外来の人工透析(血液透析)は、入院・手術を伴わないため医療保険の給付対象外になることがほとんどです。透析そのものは「医療行為」ですが、外来処置として扱われるため手術給付金は出ません。
ただし通院特約が付いている保険では、透析目的の通院に対して通院給付金が出ることがあります。加入中の保険に通院特約があるか確認してみましょう。
💡 腹膜透析(CAPD)の場合は?
自宅で行う腹膜透析(CAPD)も外来管理が中心のため、通院のみでは給付対象外になることがほとんどです。ただし腹膜透析カテーテル挿入手術は手術給付金の対象になります。
透析導入時の入院・手術では給付金が出る
人工透析を始める際には導入のための入院が必要になることがあります。この場合は入院給付金の対象になります。
シャント造設術(内シャント手術)
血液透析を行うために腕の動脈と静脈をつなぐ「シャント造設術」は手術給付金の対象になります。透析を始める前に必ず必要な手術です。
シャントの修復・再造設手術
シャントが閉塞したり狭窄したりした場合の修復手術・再造設手術も手術給付金の対象になります。透析患者は定期的にこの手術が必要になることがあるため、その都度給付金を請求できます。
給付金の目安はいくら?
| 治療内容 | 目安(日額5,000円の場合) |
|---|---|
| 透析導入入院(14日) | 入院給付金7万円 |
| シャント造設術(外来) | 手術給付金5万円程度 |
| シャント修復手術+入院 | 手術給付金5万円+入院給付金 |
| 通院透析のみ(週3回) | ❌ 原則給付なし |
人工透析が必要な状態で保険に加入できるの?
人工透析を受けている状態では、通常の医療保険への加入はほぼ不可能です。透析は慢性腎不全の末期状態を意味するため、ほぼすべての保険会社で加入を断られます。
引受基準緩和型・無選択型の保険であれば加入できることがありますが、保険料が高く保障が限定的になります。また透析関連の保障は除外されることがほとんどです。
透析前(慢性腎臓病・CKD)の段階での加入を検討を
慢性腎臓病(CKD)と診断されている段階でも、透析が始まる前であれば条件付きで加入できる保険があります。腎機能が低下している場合は早めに保険加入を検討することをおすすめします。
まとめ
| 状況 | 医療保険 |
|---|---|
| 外来通院透析(週3回) | ❌ 原則対象外(通院特約があれば対象の場合も) |
| 透析導入入院 | ✅ 入院給付金の対象 |
| シャント造設術・修復手術 | ✅ 手術給付金の対象 |
| 腹膜透析カテーテル挿入術 | ✅ 手術給付金の対象 |
人工透析の通院自体では保険がおりませんが、透析導入時の入院・シャント手術・修復手術はしっかり給付金の対象になります。シャントのトラブルは繰り返すことがあるため、その都度忘れずに請求手続きを行いましょう。
