「保険料がきつくて解約したいが、損をしないか不安」「解約するとどうなる?」
保険を解約することで生じる影響を正確に把握しないまま解約してしまうと、後悔するケースがある。一方で、不要な保険を払い続けることも損だ。今回は「解約したらどうなるか」を整理し、解約前に必ず検討すべき代替手段を紹介する。
保険を解約したときに起こること
| 保険の種類 | 解約したときに起こること |
|---|---|
| 終身保険(貯蓄型) | 解約返戻金が戻ってくる(ただし払込総額を下回ることが多い) |
| 定期保険(掛け捨て) | 解約返戻金はほぼゼロ。保障がなくなるだけ |
| 医療保険(終身・定期とも) | 保障がなくなる。解約返戻金は少額か0円 |
| 学資保険・養老保険 | 解約返戻金あり。ただし払込期間が短いと損になる |
解約返戻金はいつ戻ってくるのか
貯蓄型の保険(終身保険・養老保険・学資保険)には解約返戻金がある。ただし「払い込んだ保険料の合計額=解約返戻金」にはならない。加入初期は解約返戻金が少なく、年数が経つにつれて増えていくのが一般的だ。
例:月1万円の終身保険を10年払って解約した場合
払込総額:120万円 → 解約返戻金:70〜90万円(保険会社・加入年齢によって異なる)
この差額30〜50万円が「解約損」になる。加入から年数が浅いほど損が大きい。
解約より先に検討すべき3つの代替手段
解約する前に、以下の3つを検討することで保険料の支払いを抑えながら保障を維持できる場合がある。
| 手段 | 内容 | 向いている場合 |
|---|---|---|
| 減額 | 保険金額を下げて保険料を減らす | 保障は残したいが保険料が高い |
| 払済保険 | 以降の保険料支払いをやめて、現時点の解約返戻金を元手に保障を継続 | 保険料の支払いを完全にやめたい |
| 延長定期保険 | 解約返戻金を一時払保険料に充当し、同額の保険金を定期保険として継続 | 保険金額を変えたくない |
解約しても損しないタイミング
掛け捨て型の医療保険・定期保険は解約返戻金がないため、「損をする解約」という概念がほぼない。必要なくなった時点で解約して問題ない。
一方、貯蓄型の保険(終身・養老・学資)は以下のタイミングが解約損を少なくする目安だ。
- 返戻率が100%を超えたタイミング:払込保険料の合計額より解約返戻金が多くなった時点
- 保険料払込完了後:払い終わった後は解約返戻金が増えていく
保険の解約・見直しで迷っている場合は、FPへの相談が最短で解決できる。保険料を安くする5つの方法も参考にしてほしい。
まとめ
- 貯蓄型保険(終身・学資・養老)は解約返戻金があるが、加入初期は払込額を大きく下回る
- 掛け捨て型の定期保険・医療保険は解約返戻金がほぼゼロ。必要なければ解約して構わない
- 保険料を下げたい場合は解約より先に「減額」「払済保険」「延長定期」を検討する
- 貯蓄型は返戻率が100%を超えたタイミング・払込完了後が解約損の少ない時期
- 「解約か継続か」の判断はFPへの相談で整理するのが最も確実
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