Q. 離婚することになりました。夫が契約者の学資保険はどうなりますか?解約した方がいいですか?
A. 結論:学資保険は財産分与の対象です。解約して現金を分けるか、契約者を変更して継続するかの2択が基本。ただし途中解約は元本割れリスクがあるため、できるだけ契約者変更(名義変更)で継続するのがおすすめです。
離婚という局面で「学資保険はどうすればいい?」と悩む方が増えています。子どものための保険を離婚の混乱の中で正しく処理するのは大切なこと。冷静に整理しましょう。
学資保険は財産分与の対象になる
学資保険(解約返戻金)は婚姻中に積み立てた財産であるため、財産分与の対象になります。離婚協議の中で、学資保険の解約返戻金を含む財産をどう分けるかを話し合う必要があります。
対応パターン①:解約して現金を分ける
解約して解約返戻金を2人で分ける方法です。手続きはシンプルですが、デメリットがあります。
- 途中解約は元本割れする:特に加入から年数が経っていない場合、払い込んだ保険料より解約返戻金が少ない
- 保険料払込免除がなくなる:今後の保障がなくなる
対応パターン②:契約者を変更して継続する
親権者(多くは母親)に契約者を変更して保険を継続する方法です。子どもの教育資金を守るために最も推奨されます。
| 手続き | 内容 |
|---|---|
| 契約者変更 | 保険会社に申請。健康状態の再告知が必要なケースも |
| 口座変更 | 保険料引き落とし口座を変更する |
| 財産分与 | 解約返戻金の半額相当を現金で精算することが多い |
払込免除の扱いに注意
契約者を変更した場合、新しい契約者(母親)の健康状態で払込免除が再審査される場合があります。元夫の払込免除はなくなります。離婚後の生活保障として別途生命保険を検討することも大切です。
離婚協議書・公正証書への記載を忘れずに
学資保険の扱いについては離婚協議書や公正証書に明記しておきましょう。「後から元夫が解約してしまった」というトラブルを防ぐためです。
出産後の保険全体を見直すなら
離婚をきっかけに生命保険・医療保険全体を見直す方も多いです。シングルマザーとしての保障設計を、一度専門家に相談してみることをおすすめします。
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まとめ
- 学資保険の解約返戻金は財産分与の対象
- 途中解約は元本割れリスクがあるため、できるだけ契約者変更で継続する
- 契約者を変更する場合は保険会社に申請し、口座変更も必要
- 払込免除の扱いが変わるため、新たな生命保険も検討する
- 離婚協議書・公正証書に学資保険の扱いを明記してトラブルを防ぐ
