Q. 学資保険に医療特約をつけるか迷っています。担当者に強く勧められましたが、本当に必要ですか?
A. 結論:多くの場合、医療特約は不要です。特約をつけると保険料が上がり返戻率が下がります。子どもの医療費は公的保障が充実しているため、別途医療保険で備えるか、特約なしの学資保険を選ぶ方がコスパは良いです。
「医療特約もつけましょう」という担当者の言葉、鵜呑みにしてはいけないケースがあります。元保険販売員として正直に言います。医療特約は「保険会社の利益率が高い商品」です。つける前に本当に必要かを確認してください。
学資保険の医療特約とは?
子どもが病気やケガで入院・手術した場合に給付金が受け取れる特約です。学資保険の本体(貯蓄機能)に医療保険の機能を上乗せするイメージです。
子どもの医療費は公的保障が厚い
日本では子どもの医療費は都道府県・市区町村の助成制度により、ほぼ無料(または数百円)になるケースが多い。多くの自治体では15歳未満(中学卒業まで)を対象に医療費を助成しています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自己負担の窓口払い | 多くの市区町村で無料〜数百円 |
| 助成対象年齢 | 自治体により異なる(15歳〜22歳まで) |
| 対象外になるもの | 差額ベッド代・食事療養費など |
医療特約をつけた場合の影響
- 月額保険料が上がる:特約分だけ保険料が増える
- 返戻率が下がる:掛け捨て部分(特約保険料)が返ってこないため、トータルの返戻率が低下
- 解約時に影響が出る:本体と特約を切り離して解約できないケースも
医療特約が「あり」なケース
例外はあります。以下に当てはまる場合は検討の余地があります。
- 子どもに先天性疾患があり入院リスクが高い
- 住んでいる自治体の医療費助成が手薄
- 差額ベッド代・先進医療に備えたい
医療特約なしの学資保険+別途医療保険が基本
元保険販売員として推奨するのは「学資保険は貯蓄に特化したシンプルな設計+子ども医療保険を別途加入」という組み合わせです。返戻率を最大化しながら医療リスクにも対応できます。
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まとめ
- 子どもの医療費は公的助成で大部分がカバーされる
- 医療特約をつけると保険料増・返戻率低下のデメリットがある
- 基本的には特約なしの学資保険を選ぶ方が返戻率が高い
- 先天性疾患など特別な事情がある場合は医療特約の検討余地あり
- 「学資保険は貯蓄」「医療は別の保険」で機能を分けるのがベスト
