❓ 学資保険を途中解約するといくら戻ってくる?損をする前に知りたい。
✅ 加入後5年以内の解約は払込額の50〜70%程度しか戻りません。10年以上経過すれば払込額に近づきますが、それでも満期より少ない額です。解約前に払済保険への変更を必ず検討してください。
生活が苦しくなった、保険を見直したい——そのとき、学資保険をどうするか迷いますよね。「解約したら損するとわかっているけど、いくら損するのか知りたい」という声に応えて、加入年数別の試算表を作りました。
解約返戻金の推移の仕組み
学資保険の解約返戻金は、加入直後は非常に低く、時間が経つにつれて払込総額に近づいていきます。これは以下の要因によります。
- 解約控除:初期費用の回収のため、初期数年間は解約控除が引かれる
- 保障コストの回収:払込免除特約などの保険コストが初期に多く引かれる
- 積立の累積:払込期間が長くなるほど解約返戻金は払込総額に近づく
加入年数別・解約返戻金の目安
月1万円・18年払込・払込総額216万円のケースでの目安です(保険会社・商品により異なります)。
- 加入1年後:約8〜12万円(払込約12万円に対して▲4〜8万円)
- 加入3年後:約28〜36万円(払込約36万円に対して▲0〜8万円)
- 加入5年後:約55〜65万円(払込約60万円に対して▲5〜0万円)
- 加入10年後:約115〜130万円(払込約120万円に対してほぼトントン〜微プラス)
- 加入15年後:約165〜185万円(払込約180万円に対して▲5〜プラス5万円)
加入10年を過ぎると損失は最小化され、15年以上でほぼ同額になるケースが多いです。
解約を避けるための最善策
どうしても支払いが続けられない場合は、解約より払済保険への変更を先に検討してください。
払済保険とは、以後の保険料支払いを止め、現時点の解約返戻金を一時払い保険料として保険を継続する方法です。受取額は減りますが、解約よりも資産が手元に残ります。
それでも解約が必要な場合は、解約返戻金が最も多い時期(年度末や払込期日直後)を確認してから手続きしましょう。
加入年数別・解約返戻金試算(月1万円・18年払・払込総額216万円)
| 解約時期 | 払込累計 | 解約返戻金目安 | 損益 |
|---|---|---|---|
| 1年後 | 12万円 | 8〜10万円 | ▲2〜4万円 |
| 3年後 | 36万円 | 28〜34万円 | ▲2〜8万円 |
| 5年後 | 60万円 | 55〜62万円 | ▲5〜+2万円 |
| 10年後 | 120万円 | 115〜130万円 | ▲5〜+10万円 |
| 15年後 | 180万円 | 165〜188万円 | ▲15〜+8万円 |
| 18年(満期) | 216万円 | 233〜255万円 | +17〜+39万円 |
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まとめ
- 加入後1〜3年の早期解約は払込額の50〜80%しか戻らず損失が最も大きい
- 加入10年を過ぎると解約返戻金が払込累計に近づき損失が最小化される
- 解約前に払済保険への変更を検討することで受取額を確保しながら支払い負担をゼロにできる
- やむを得ず解約する場合は解約返戻金が最も多い時期を確認してタイミングを選ぶ
- 受取額の確認は保険会社のコールセンターで現時点の解約返戻金額を問い合わせるのが確実
