❓ 学資保険で元本割れするって聞いたけど、なんで積み立てたお金が減るの?
✅ 元本割れの主な原因は「保障コスト」「予定利率の低さ」「早期解約控除」の3つです。特に加入後5〜10年以内の解約は払込額を大幅に下回ります。
「学資保険に入ったのに元本割れした」という声がネットに多くあります。でも実は、満期まで続ければ元本割れする商品は少ない。問題は途中解約です。元本割れがどのように起きるのか仕組みを理解すれば、損をする選択を避けられます。
元本割れが起きる3つの原因
①保障コストが差し引かれる
学資保険には「もしものとき」の保障(払込免除特約など)が付いており、その保険料コストが積立部分から差し引かれます。保障が手厚いほど積立に回る金額が減り、返戻率が下がります。
②予定利率が低い
保険会社が運用する際の利率(予定利率)が低いほど、積み立てたお金の増え方が小さくなります。低金利時代に設計された商品は特にこの影響が大きいです。
③早期解約控除
契約初期に解約すると「解約控除」が差し引かれ、戻ってくるお金が大幅に少なくなります。特に加入後3〜5年以内の解約は払込額の50〜70%しか戻らないケースもあります。
満期まで続ければ元本割れする?
主要保険会社の学資保険を満期まで続けた場合の返戻率は現在104〜118%が一般的です。つまり満期受取なら元本割れはしない商品がほとんどです。
ただし返戻率100%を下回る(満期でも元本割れする)商品が過去に存在したことも事実です。契約前に必ず「払込総額と受取総額」の両方を確認してください。
元本割れを防ぐ確認ポイント
元本割れを防ぐための加入前チェックリストです。
- 設計書で「払込総額」と「受取総額(満期保険金)」を確認し、受取総額が多いことを確かめる
- 「返戻率○○%」の計算根拠を自分で検算する(受取総額÷払込総額×100)
- 途中解約する可能性を考え、5年・10年後の解約返戻金も確認する
- 保障を絞ったシンプルな商品を選ぶ(保障が少ないほど積立効率が上がる)
加入後の解約返戻金推移イメージ(払込総額240万円の場合)
| 解約時期 | 解約返戻金目安 | 払込総額との差 | 元本割れ |
|---|---|---|---|
| 加入後1年 | 約20〜40万円 | 大幅マイナス | あり |
| 加入後5年 | 約100〜120万円 | マイナス | あり |
| 加入後10年 | 約160〜190万円 | マイナス | あり |
| 加入後15年 | 約210〜230万円 | ほぼ同額〜微増 | ほぼなし |
| 満期(18年) | 約250〜290万円 | プラス | なし |
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まとめ
- 学資保険の元本割れは主に保障コスト・低予定利率・早期解約控除の3つの原因で起きる
- 満期まで続ければ元本割れしない商品がほとんどだが途中解約すると確実に損をする
- 特に加入後5年以内の解約は払込額の50〜70%しか戻らないケースがある
- 加入前に設計書で払込総額と受取総額を自分で計算して返戻率を確認することが重要
- 保障を絞ってシンプルな商品を選ぶことで積立効率が上がり返戻率が高くなる
