「血圧が高いと言われてから保険の加入をあきらめていたが、本当に無理なの?」
高血圧と生命保険の関係は、よく誤解されている。高血圧でも「通常の生命保険に入れるケース」は実際に存在する。問題なのは「どの程度の血圧で」「どんな状態なのか」だ。今の自分が入れる保険を正しく把握する方法を整理する。
血圧の値と生命保険審査の目安
| 血圧の状態 | 通常の生命保険 | 引受基準緩和型 |
|---|---|---|
| 正常(上130未満・下85未満) | 入れる | 入れる |
| 軽度高血圧(上140〜159)・服薬なし・合併症なし | 入れることが多い | 入れる |
| 高血圧・服薬治療中・血圧安定・合併症なし | 条件付きで入れる場合あり | 入れることが多い |
| 高血圧・合併症あり(脳梗塞・心筋梗塞など) | 難しい | 条件付きまたは難しい |
| 重度高血圧(上180以上)・治療中 | 難しい | 難しい |
合併症の有無が最大のポイント
高血圧単独よりも「合併症があるかどうか」が審査の分かれ目になる。脳梗塞・心筋梗塞・腎機能障害・糖尿病性網膜症などの合併症がある場合は、血圧の数値に関わらず審査が厳しくなる。
逆に、高血圧の診断を受けていて服薬治療中であっても、合併症がなく血圧がコントロールされている状態なら、通常の生命保険でも審査が通る可能性がある。
引受基準緩和型生命保険の特徴
高血圧で通常の生命保険の審査に落ちた場合、次の選択肢が引受基準緩和型終身保険だ。
- 告知が3〜5問程度:直近3か月以内に入院・手術を勧められていないか、直近2年間に入院・手術をしていないか、がんの診断を受けていないかなど
- 保険料は通常より1.5〜2倍高い:持病のリスクを保険料に反映した設計
- 加入直後は給付が制限される:1〜2年間は給付金が半額程度になる商品が多い
告知で注意すること
高血圧の方が告知書を記入する際、以下の情報は正確に記載する必要がある。
- 最高血圧・最低血圧の値(直近の測定値)
- 服薬の有無(薬の種類・開始時期)
- 医師の診断時期
- 合併症の有無(脳梗塞・心臓病・腎機能障害など)
告知義務違反は保険契約が後から解除される原因になる。「このくらいなら書かなくてもいい」は危険な判断だ。
1社で断られてもあきらめないこと
保険会社によって審査基準は異なる。ある会社で断られても、別の会社では入れることがある。また高血圧の告知に対して「条件付き(特定疾病除外・割増保険料など)で承認」という形で加入できるケースもある。
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まとめ
- 高血圧でも血圧がコントロールされて合併症がなければ、通常の生命保険に入れることがある
- 合併症(脳梗塞・心筋梗塞・腎機能障害)がある場合は審査が大幅に厳しくなる
- 通常の保険に断られた場合は引受基準緩和型終身保険が次の選択肢になる
- 告知義務違反は後から契約解除になるリスクがある。必ず正直に申告する
- 1社で断られてもあきらめず複数社に確認する。審査基準は保険会社によって異なる
