❓ 学資保険より低解約返戻金型終身保険の方が返戻率が高いって本当?どう違う?
✅ 払込完了後の返戻率は低解約返戻金型終身保険の方が高いケースが多いです。ただし死亡保障が目的の商品なので、教育費専用の学資保険とは設計思想が異なります。
「学資保険より終身保険の方が返戻率が高くてお得」という情報を保険代理店でよく聞きます。これは事実です。ただし、終身保険は死亡保障が主目的で、教育費の受取タイミングが学資保険ほど柔軟ではない点を理解した上で比較する必要があります。
低解約返戻金型終身保険の仕組み
低解約返戻金型終身保険は、払込期間中は解約返戻金を低く抑え、払込完了後に解約返戻金が払込総額を上回る仕組みです。
例:月1万円を20年払い込む場合
払込総額:240万円
払込完了直後の解約返戻金:約265〜290万円(返戻率110〜120%程度)
同条件の学資保険(返戻率108%)と比べると、返戻率で2〜12ポイント高くなるケースがあります。
学資保険との主な違い
3つの観点で違いを整理します。
- 受取タイミング:学資保険は入学・進学時など指定時期に受取が設定できる。終身保険は解約のタイミングが自分次第(高校・大学進学時に合わせた解約設計が必要)
- 払込免除:学資保険は親の死亡・高度障害時に保険料免除後も教育費が受け取れる。終身保険は死亡時に死亡保険金が支払われる(教育費用ではない)
- 払込期間中の解約リスク:低解約返戻金型は払込期間中の解約で大幅に損をする(学資保険も同様)
どちらを選ぶか
以下の場合は低解約返戻金型終身保険が向いています。
- 死亡保障も同時に確保したい
- 学資保険の対象年齢(加入上限)を過ぎてしまった
- 返戻率の高さを最優先にしたい
以下の場合は学資保険が向いています。
- 入学・進学時に合わせて確実に教育費を受け取りたい
- 払込免除(教育費保証)機能を重視する
- シンプルな商品設計を好む
学資保険 vs 低解約返戻金型終身保険 比較表
| 比較項目 | 学資保険 | 低解約返戻金型終身保険 |
|---|---|---|
| 返戻率(払込完了後) | 104〜118%程度 | 110〜125%程度(商品による) |
| 受取タイミング | 入学・進学時に設定可 | 解約時(タイミングは自己管理) |
| 死亡保険金 | なし(払込免除で継続) | あり |
| 払込期間中の解約 | 大幅元本割れ | 大幅元本割れ |
| 向いている用途 | 教育費専用の確実な積立 | 死亡保障+教育費の一体運用 |
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まとめ
- 低解約返戻金型終身保険は払込完了後の返戻率が学資保険より高いケースが多い
- ただし教育費専用設計ではなく受取タイミングの設定が学資保険ほど柔軟でない
- 死亡保障も同時に確保したい・返戻率重視の場合は終身保険が有力な選択肢
- 入学・進学時に確実に受け取りたい・払込免除で教育費を保証したい場合は学資保険が適切
- どちらが有利かは個人の保障ニーズと教育費受取のタイミング設計次第で異なる
