個人年金保険の返戻率って何?高ければいいの?選び方を教えて。
返戻率は「受取総額÷払込総額×100」で計算します。100%を超えれば増えて戻ってきますが、数字だけでなく払込期間・受取期間・税控除を合わせて判断するのが正解です。
返戻率の計算方法
例)毎月1万円を30年払い込み、年金総受取額が400万円の場合
払込総額:10,000円×12か月×30年=360万円
返戻率:400万円÷360万円×100=約111%
ただし、これは税控除を考慮していない数字。実際には所得控除(年間最大4万円)が使えるため、実質的な利回りはもう少し上がります。
| 項目 | 見方・注意点 |
|---|---|
| 返戻率100%未満 | 元本割れ。インフレ加味すると実質マイナスになることも |
| 返戻率100〜105% | 現在の主流。低金利時代の標準水準 |
| 返戻率105%超 | 長期払込・外貨建て商品に多い。為替リスクに注意 |
| 税控除込みの実質利回り | 所得税率20%の人なら返戻率が実質1〜2%上乗せされるイメージ |
返戻率が高い商品を選ぶときの注意点
①払込期間が長いと返戻率は高くなりやすい
30年払いと10年払いでは30年払いの方が返戻率が高くなる傾向があります。ただし途中解約のリスクも高まります。
②外貨建ては為替で大きく変わる
外貨建て個人年金は返戻率が高く見えますが、円高になると受取額が目減りします。為替リスクを理解した上で検討が必要です。
③受取開始年齢を確認する
60歳受取と65歳受取では返戻率が変わります。自分が何歳から受け取りたいかを先に決めてから比較しましょう。
元本割れしない選び方の基準
元本割れを絶対に避けたい場合は円建て・確定年金タイプ・返戻率100%超の商品を選ぶのが基本です。外貨建ては高リターンを狙えますが元本保証がありません。
▶ 個人年金保険とiDeCoの比較:iDeCoと個人年金どっちがいい?
まとめ
- 返戻率=受取総額÷払込総額×100。100%超なら増えて戻る
- 現在の主流は100〜105%程度の商品が多い
- 税控除(年最大4万円の所得控除)を加味すると実質利回りはやや上がる
- 外貨建ては高返戻率だが為替リスクあり。元本保証なし
- 元本割れを防ぐには円建て・確定年金タイプを選ぶ
