この記事では 個人年金保険は必要なの?という疑問を解決します。

こんにちは、ファイナンシャルプランナー歴 20年、しんりゅう(⇒プロフィール)です。
老後 2000万円 問題が話題となっていますが、何を今さらって気がします。しかも話題となり

どうしよう!心配だー!
何か改善できる方法はないの?
と私に連絡をくれるのは、なんと 60代以降の人 ばかりでした(笑)

今の日本をあらわしていると思いません?
20代~30代の若者は、何を今更と感じている人が多いのでしょうね。
そんな 20代~30代の若者 が老後に向けてお金を貯めようと考えたとき、真っ先に頭に浮かんでくるのが個人年金保険です。

果たして 個人年金保険は必要なの でしょうか?

必要だと思う!
必要でしょ!
親も加入しとけって言う!
私の考えでは、個人年金じゃなくてもいいけど

老後に向けて保険を賢く利用しながらお金を貯め始めること は、やっておくべきことだと考えています。
そこで本日は、保険を利用して老後資金を貯める 3つのメリット をお伝えします。

老後のためのお金をどのように貯めていこうか、悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
尚、重たい病気が原因で入院や手術をすると、貯めていた 老後資金を取り崩す羽目になる ケースもありますよ!
参考 医療保険の選び方まとめ
参考 がん保険の選び方まとめ
個人年金保険のデメリット!
それではまず、個人年金保険の デメリット をお伝えしましょう!

えっ、デメリットから?
なんで?
実は 2019年 から個人年金保険をスタートする人は、デメリットをしっかりと認識したうえで加入しないと 損をしてしまう からです。
具体的に損するとはどういうことかというと

こんなことなら保険でお金を貯めずに、銀行に預けておけばよかった~
となることです。

もしそうなったら最悪ですね。
はい!そうならないためにも、個人年金保険の 3つ のデメリットは必ず覚えて下さい!
- 途中解約するとマイナスになる
- 保険会社が潰れるとマイナスになる
- もっと売れる商品が出たときに悩む
3つのデメリット に共通して言えることは

個人年金保険の積み立てを 途中でやめた場合がデメリット になる点です

途中でやめるってありますか?
はい!意外にあるんですよ。
- 払えなくなった!
- 離婚した!
- 違う商品に変更するよう勧められた!
と、個人年金保険の 解約相談 を受けることがあります。例えば、先日メールで頂いた下記の相談内容を読んでみて下さい。

どう思います?私は絶句でしたね(笑)
だって、15歳の時に年金なんて考えました?
しかも現在の超低金利時代の個人年金保険に、今後何十年も 拘束させる なんてダメでしょう!
保険会社はいいですよ。途中解約になっても保険会社は痛くも痒くもないわけですから。
これだけ個人年金のデメリットを知ってしまうと

加入しなくていいかなぁ~
となりますが、加入するかどうかを決断する前に、国が用意してくれている 年金制度のメリットとデメリット も一度確認しましょう!
年金定期便を見てますか?

先日私の手元に 年金定期便のハガキ が届きました。

年金定期便って何ですか?
はい!年金定期便をざっくり説明すると
この年金定期便は 年に1回届く ので、ぜひ確認して欲しいのですが、私の状況を大雑把にいうと
- 今まで支払った年金保険料の合計額は 720万
- 受け取れる年金額は 80万

月に 80万 ですか?
月だったらいいですね。年額!1年で80万 。

つまり、9年間 は年金を受け取らないと払った保険料より少なくなり、損する 感じですね。

9年か~。
長いような短いようなですね。
はい!では、ここで質問です!
個人年金保険は必要ですか?と同じくらい問い合わせがある質問は何だと思いますか?

年金はもらえるの?
年金は何歳から?
いくらもらえるの?
もらうことばっかりですね(笑)。

正解は 国民年金保険料は払った方がいいの?です!
どうなんでしょうね。実はこの年金制度を民間の保険会社の商品で同じようにカバーしようとしてもできないんですよ。

えーー、そうなんですか?
はい!年金制度っていつも叩かれてるから 良くない制度 って決めつけてしまいがちなんですが、実は 日本の年金制度はかなり優秀 です。
だから私は、必ず次のように伝えています。

年金保険料がもったいないという理由で、ほったらかしはやめて 払ってください!
では、日本の年金制度のメリット をまとめていきましょう!
日本の年金制度のメリット
日本の年金制度には 3つの備え が付加されています。
1つ目 は、老後への備えです。
民間の保険会社で同じように備える場合、終身年金保険 というものを選択するのですが

9年間 で払ったお金が戻ってくる終身年金保険は今はもうありません。

今は?ですか?
はい!昔はあったんです。私が知る限る 7年間 で元が取れる終身年金はありましたよ。
2つ目 は、障害への備えです。
日本の年金制度は、老後への備えばかりがピックアップされていますが
も兼ね備えています。
3つ目は、遺族への備えです。
があります。

えーーー、生命保険みたい!
長生きだった場合には、亡くなるまで年金としてお金が受け取れて、障害を負った人や扶養する家族に対してお金を残すことができるのが

日本の年金制度です!
では、この 3つ の備えを民間の保険会社の商品でカバーできるかというとできません!
そのような素晴らしい保険を日本国民全員が加入しているわけなんですが、デメリットが全くないのかというと たった1つだけ あります。

それは 掛け捨てだ! とうことです。
日本の年金制度のデメリット
各保険会社の積立型保険であれば、途中解約しても 100% じゃなくても少しは返ってきます。
一方、日本の年金制度はお金は返ってきません。

えーーー、そうなんですか?
はい!
そもそも途中で解約するという概念がなく、日本で暮らす以上払い続ける義務があるわけです。
お金が返らない理由は、あなたが毎月払う年金保険料は将来自分のために残しているのではなく、

今、年金を受け取っている人たちのために払っている からです。
個人年金保険のメリット
日本には世界に誇れる素晴らしい年金制度があるんだったら、わざわざ保険会社の個人年金保険で老後への備えは要らない!
となるかというと、それはまた 別の話 です。

では 個人年金保険で老後資金を貯めていくメリット をお伝えします!
個人年金保険のメリットは次の 3つ です。
- 支払った保険料は、将来必ず自分が受け取れる
- 税金の控除が受けられる
- 強制的に老後資金を貯められる
国民年金と違って 自分自身の将来のために積み立てができる 点が最大のメリットです。

さらに、自分の将来のために積み立てしつつ 税金を控除 してくれます
税金の控除については、次の国税庁のHPで確認して欲しいのですが、税金が戻ってくるのは嬉しいですよ。
おすすめの個人年金保険の見つけ方

では、個人年金保険はどの保険会社の何という商品に加入するのが良いのでしょうか?

見つけるの大変そう!
よい保険会社はないの?
実は 2019年 に個人年金保険を探し出す人はラッキーです。
しかもこの辛い状況下でも個人年金保険を残すことができてるなんて、体力のある保険会社だと教えてくれている ようなもんです!
逆にネットで調べると、2~3年前の情報を基準にしたランキングが出てきたりしますしね。
尚、おすすめの保険ランキング は、次の記事でも解説しているようになぜか当てになりません。

では、どのように選んでいけばいいのかというと
大型商業施設やショッピングモールにある 保険の相談窓口(来店型保険ショップ) に足を運び、複数の保険会社の中から選ぶことをお勧めします。

1社 じゃダメですよ!必ず複数の保険会社の中から選びましょう!
そして、注意点もあります!
個人年金保険料控除が使えないと意味がありません!
本ブログ『 ほけんの読みもの 』では、初めて保険ショップを利用する人に向けて、相談する前に読んでおいて欲しい 10記事 を用意しています。
よりよい おもてなし を受ける方法や予約の仕方、さらにはおすすめの保険ショップの情報も記事にしていますので、読んでみて下さい!
結論

個人年金保険は必要か?
です。そして、個人年金保険のデメリットは、途中解約した場合に損 をします。
日本の年金制度は優秀であり、3つ の備えが付加されているので、国民年金保険料は払うべき。
- 生きてる限りずっとお金を受け取れる
- 障害を負ったときにお金を受け取れる
- 残された家族にお金を残せる

しかし、この日本の年金制度を 保険会社の商品で同じように備えることができるか というとできません。
そして、年金制度のデメリットは 掛け捨てである こと!
国民年金保険料の支払いは、自分の将来に対してではなく、年金を受け取っている人たちのため に支払っているからです。
最後に、個人年金保険のメリットを整理します!
- 将来の自分に対してお金を積み立てることができ、税金の控除 も受けられる
- 控除が受けられるということは、税金が返ってきますし、住民税も安く なる

最後までお読み頂きありがとうございます。
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