本日は 生命保険に加入したら保障はいつからスタートするの?についてお答えします。
この記事を読むと、保険の申し込みをした翌日に入院してしまったケースでも、給付金が受け取れるかどうかがわかりますよ ^ ^

こんにちは、ファイナンシャルプランナー歴 20年、しんりゅう(⇒プロフィール)です。
生命保険がいつから保障されるのかって、意外に あやふや ですよね?
10年前とはルールが大きく変化しているので仕方ありません!20年前まで遡ればルールは本当に違ってました。
例えば20年前、保障をスタートさせるのに必要だった条件 は次の 3つ です。
- 申込書に自署と押印
- 保険料の領収
- 健康状態の告知や医師による診査
当時、保障を開始させるうえで最も重要なポイントになっていたのが、お客様の 保険料を保険会社が受け取ったかどうか でした。

逆に、保険料を受け取ってないと保険会社は保障をスタートさせません
ところが2019年現在、保障を開始させるルールがどうなったのかというと
少しでも早く保障をスタートさせることができるのはよいことですが、マニアックなデメリット も存在するんです。
そこで本記事では、生命保険の保障が少しでも早く開始されるようになったメリットと意外なデメリットをお伝えします!
なお、次のページで解説していますが、がん保険だけは保障がスタートするまで 3ヶ月 の待機期間があるので 要注意 ですよ!
参考 医療保険の選び方まとめ
参考 がん保険の選び方まとめ
保険はいつから保障されるの?
保険に加入した直後に保障をスタートさせるには、以下の条件が必須になります。
- 申込書への自署
- 健康状態の告知や医師による診査
上記 2つ の条件が揃えば、最速で保障をスタートさせることができます。

最速っていつなの?
はい!申込みをした 当日から保障 開始です!
ポイント①
- 生命保険の保障は最短で 申込みをした日からスタート できる!
では続いては、申込みをした直後に保障を開始させる条件を詳しく確認してみましょう!
保険の申込みには面談自署が必要なの?
保障を最短で開始させるための条件は申込み書類への署名ですが 本人自署が徹底 されています。
仮に本人とは別人に署名をお願いした場合、保険募集員はペナルティーを受けます。

代筆は絶対に禁止!代筆をお願いするような担当者とは関わらないこと
通販型の保険の申込みスケジュールは違いますが、保険加入後に保障を直ちにスタートさせるには、申込み書類に 面談自署が必須 になります。
ポイント②
- 申込み書類に 面談自署 をすると保障開始が早い!
保障開始のタイミングと告知(診査)
保険を申込み保障をスタートさせるには基本 告知や医師による診査 が必要!

告知(診査)ってなんですか?

告知とは現状の健康状態をありのまま保険会社に伝えること!
ちなみに診査とは申込みをする保険の保障額が高額な場合 医師のチェックが必要 というわけです
そして、重要なのは保障の開始には、この告知と診査は絶対条件になってくることです。
ポイント③
- 告知(診査)は保障の開始に必須!
保障の開始と保険料の領収
保障の開始の条件として以前(20年前)は、保険料の受領 も含まれていました。
つまり、保険会社が1回目の保険料を受け取らないと保障が開始されなかったのです。

それが普通な気がする・・。
そうですね。条件が変化した原因は色々とありますが、2019年現在

1回目の保険料が翌月や翌々月に通帳から引き落とされる 予定だけでも保障は開始 されます。

なぜ翌月や翌々月なの?
よく聞かれる質問ですが、保険の 申込み手続きをした翌月1日が契約日になる のが理由です。
よって、契約月の27日が1回目の保険料の引き落とし日となるわけです。つまり 保険料は当月払い となっています。
保険契約が申込み日の翌月1日であるルールを上手に活用した解約の方法は、次の記事で詳しく紹介しているのでぜひ使ってみて下さい!
詳細記事 保険を解約するタイミングに悩んだら24日までに銀行へ!その理由とは

1ヵ月分の保険料が浮いてきますよ
保障の開始日についてよくある質問
それでは最後に、私がよく頂く 保障の開始日についての質問 をご紹介します!
保険の申込み日と健康状態の告知(診査)日が別日だったらどうなるの?
保障をスタートさせるための条件から、1回目の保険料を保険会社が受領しなければいけないというルールはなくなりましたが

申込み書類への自署と健康状態の告知(診査)は必須です!
では、医師による診査が1週間後になってしまった場合はどうなるのでしょうか?
保障の開始はもちろん 診査終了後 です!
ポイント④
- 申込日と診査日が違った場合は、保障の開始はどちらか 遅い方の日 になる
ちなみに新しく保険を申し込むのは 月始めがよい理由 は次の記事で解説しています。
詳細記事 保険に入るタイミングはいつがいい?ホントに1ヵ月無料にできるの?
保険を申し込むなら一番お得なタイミングはいつですか?

それは申込日と診査日をあえて 1日ズラす 方法です!
実は以前、保険料の支払いをズラすことにより、保障の開始時期をコントロールできていました。
しかし今はできません!このことが 唯一の弊害 なのですが、次のような方法で調整しています。
そうすると 契約日は申込みをした日の翌々月の1日 になりますので、保険料の支払時期が遠くなります。
例えば7月28日に申込書へ自署をする。続いて8月1日に告知をすると契約日は9月1日。

しかし、保障の開始は8月1日!
そして、1回目の保険料が必要なのは 9月27日 になるわけです。
まとめ
ポイント①
- 生命保険の保障は最短で申込みをした日からスタートできる!
ポイント②
- 申込み書類に面談自署をすると保障開始が早い!
ポイント③
- 告知(診査)は保障の開始に必須!
ポイント④
- 申込日と診査日が違った場合は、保障の開始はどちらか 遅い方の日 になる

最後までお読み頂きありがとうございます。
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